カンテはトリエステの程近く、カルソに位置する生産者です。

カルソの土地は地面のすぐ下に分厚い岩盤があり、土の少ない非常に痩せた土地のため、樹が大きくなり過ぎず、自然と収量も落ちます。

カンテのワインは早くとも２年、物によって20年以上も熟成可能と言います。

化学肥料等の使用は一切行っておりませんが、ビオロジック、ビオディナミの認証には興味がありません。

酸化防止剤は瓶詰前に極少量添加するのみです。

プラム等の黒色果実や、エキゾチックなスパイスが香ります。

シャープな酸が感じられ、タンニンは非常に丸みを帯びており、ミネラルも豊富です。

イタリア　フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州

ピノ・ネロ40％、テラーノ（レフォスコ）30％、カベルネ・ソーヴィニョン20％、メルロー10％

ぶどうの果汁と果皮の浸漬を3週間、25hlのスラヴォニアンオーク樽で36ヶ月熟成。

清澄と濾過をせず瓶詰。

・ワインアドヴォケイト　90点 (2007)